【元気ラボ連載コラム数珠つなぎ】読めば元気になる!地域・ビジネスを元気にするITネタ満載コラム

水谷さんコラム 地域の特色を活かす! IT活用のヒント満載

2010年03月25日(木)
【第9回】ツイッターで人が集まる仕組みを作る

■ツイッターを企業がマーケティングに活用

ツイッターが注目を集めています。鳩山首相を筆頭に政治家の利用もすすみ、3人の閣僚が参院予算委員会に遅刻した模様を自民党議員がツイッターでライブ中継。遅刻した閣僚もツイッターをしていたというオチまでついていました。

注目を集めているツイッターとは何でしょう。ミニブログと言われていますが、ブログとはかなり違います。更新頻度が少ないホームページを週刊誌とすると、一日に一回、タイトルをつけ記事を作成するブログは新聞になります。ツイッターはラジオに近く、情報提供は垂れ流し型。後で検索することは可能ですが、見逃すとすぐになくなってしまいます。たまたま見た情報がすべてです。

ツイッターは個人向けサービスですが影響力の大きさに気づいた企業が目をつけ、いろいろと活用を始めています。冷凍食品で有名な「カトキチ」は、フォローの連絡があれば「ありカトキチ」とオヤジギャグで返し、「加ト吉のラーメンはカロリー低いしうまい」とつぶやかれれば「おそれいりこだし」と答えています。フランクな言い方で、企業が一人ひとりに丁寧な対応をすることでフォロワー数が増え、カトキチファンを増やしています。

企業が直接、消費者と対話するにはプレゼント企画を行ってメールアドレスを集めたり、電話アンケートをとるなど、かなり大変でしたが、ツイッターでは簡単に消費者とつながることができます。反対に自社の製品やサービスについて不満に思っている消費者を見つけることもできます。企業にとっては問題発生の予兆をとらえるツールとしても活用できます。

■ツイッターで宿泊代を割引するビジネスホテル

カトキチなど大手企業もツイッター活用をはじめていますが、お金がかからず知恵で勝負できるツイッターはまさに中小企業向けツール。ただしツイッター単独ではなく、YouTubeの動画やホームページの案内など別のメディアを用意し、ツイッターから導入する全体を考えたマーケティングが必要です。

ビーエルTwitterキャンペーン三重県桑名市にあるビジネスホテル「ビーエル」では、ホテル業界ではじめてフォロワー数だけ割引するツイッター割キャンペーンを開催。またホテルは東名阪自動車道のすぐ横にあり、長島温泉も近いため、旅行者が気にする天気や渋滞情報など「なう」な桑名の情報をつぶやいています。ホテル業界でフォロワー数がトップとなった佐野社長によれば、ブログやミクシーなどと違い、ツイッターは気軽に問い合わせやツッコミを入れてもらえ、今までとはまったく違うお客さんとのやり取りを実感しています。

▼ビジネスホテル「ビーエル」
http://b-l.jp/

■ツイッターはメールマガジン以上の反応がある

三重県・伊賀市で自転車をネット販売しているクニツサイクルが、「誰か、空気入れいりませんか?空気圧付きで3900円ですが、3000円でいいです」とつぶやくと、フォロワーがリツイート(再投稿)してくれ、またたく間に口コミが伝搬。1時間後に「買います」という人があらわれました。オークションなどと比べ物にならないスピードです。
林社長によれば、メールマガジンを1万人に送っても反応してくれる人はたった数人。ツイッターなら200人以上が反応してくれます。
林社長は毎日、iPhoneなどでつぶやいていますが、週に数回はオススメの自転車を紹介。今ではつぶやいた自転車から売れるようになっています。またお客さんからツイッターのダイレクトメッセージでクレームが送られてくることがありました。休日は会社のメールを見ておらず、休日明けの対応になるところがツイッターは毎日やっているので、即座に対応できています。中小企業ならではのツイッター活用です。

▼クニツサイクル
http://www.charaway.com/

■素通り現象の前に新たなお客さんをみつける手をうつ

ツイッターではハッシュタグというつぶやきのグルーピング機能があります。皆が、決められたハッシュタグをつけてつぶやくことで、後でハッシュタグを入力し検索すると一連のテーマにそったつぶやきがでてきます。例えば三重県ローカルのハッシュタグに「#miemon」がありますが、#miemonで検索すると「マイカル桑名なう」や「熊野古道の三木峠絶景ポイントにいます」といった三重県に関わるつぶやきが出てきます。

いしきりんもっとローカルな#kuwana(桑名)といったハッシュタグもあります。皆さんの住んでおられる地域でも、きっとハッシュタグがあるので探してみてはいかがですか。地域のつぶやきを見ていると、いろいろなアイデアを持ち、ノリがよい、いろんな資質や情報を持った人達が地域にいることが分かります。私も地元の石切についてツイッターでつぶやいていたら、「いしきりん」からフォローされツイッターのアイコンをみると、ぬいぐるみのキリン。石切参道商店街のゆるキャラ「いしきりん」でした。ゆるキャラが地元に登場していたとは全然知らず、さっそく見に行きました。

▼いしきりん
http://ameblo.jp/isikirin/

ツイッターで地元の話題を検索すると町づくりや地域振興をテーマにつぶやいている方を多く見つけることができます。市会議員なども参加しており、まずはそういった人をフォローし、地域についてつぶやくことで、だんだん輪が広がっていきます。最初は飲み会でもかまわないのでネットで出会って、リアルで会うことから始めてはいかがでしょうか。地域が元気になるには、まず人が集まる仕組みを作ることです。人が集まる仕組みができると、人が集まることによって、さらに人が集まる仕組みが生みだされていきます。ツイッターという便利なツールが登場していますので、うまく活用して地域を元気にしていきましょう!

「日本"元気印"増産プロジェクト」の公式twitterです。ぜひフォロー ください。
http://twitter.com/genki_jirushi


水谷IT支援事務所・所長
財団法人 三重県産業支援センター
経営・IT支援コーディネータ
All About企業のIT活用ガイド
京都橘大学講師
LEC・中小企業診断士コース講師
ITコーディネータ ケース研修
 インストラクター
あきないえーど経営サポータ
京都産業21登録専門家
資格
情報処理技術者試験
アプリケーション・エンジニア
ITコーディネータ&インストラクター
中小企業診断士データベース
 検索技術者 2級
http://www.mizutani-its.com/prof.html

→水谷哲也(個人)ホームページ
→水谷IT支援事務所
→Twitter 水谷哲也 (tetuya_mizutani)
WEBコラム
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 AllAbout「企業の IT活用」2002年3月~
J-Motto 経営コラム
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 J-Motto 2004年2月~
日経BP社 日経ベンチャー経営者クラブ
 日経BP社 日経ベンチャー経営者クラブ
 2004年5月~2005年 6月
共著
「インターネット情報収集術」
(秀和システム)など
雑誌
日経PC21(日経BP社)連載、
「仕事とパソコン」(研修出版)など